こんにちはmaikoです。
14年目の現役臨床検査技師である私が
認定技師の資格の必要性について語ります。
こんなビジョンがある人に読んでほしい。
![ワード出来ない人](https://koba-mai.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctress.png)
臨床検査技師
将来は結婚してパートでのんびり働きたいというビジョンの方
現在の職場にうんざりし、経験を積んで転職、職場を変えたいとお考えの方。
資格取得で悩んでいる人
認定技師を取るメリット
転職に有利
将来、転職を考えている方は認定技師の資格を持っている方が圧倒的に有利です。
特に有利になのは、超音波検査士や細胞検査士です。
数々の求人情報を見てきましたが、
生理検査では募集の必須要項にエコー経験や、エコー経験者優遇の記載のよく見かけます。
資格必須は少数ですが、超音波検査士の資格はかなりのアピールポイントになること
間違いないです。
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臨床検査技師の転職で年収アップは非常に難しいですが、
これらの資格があれば可能性が出てきます。
私の同僚3人は、このケースで年収アップの転職をし
羽ばたいていきました。
パートでもエコー経験者だと、急に技師界で引くて数多になります。
そして超音波検査士の資格があったら百人力です。
高単価時給も狙えます。
勤務先で資格保有で手当がつき給料が上がる
資格取得で給料に手当がつくならば取る価値があります。
受験料や維持費はかかりますが、
それでも毎月のお給料で上乗せされるならば大きいです。
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本腰をいれて勉強するきっかけをつくる
資格受験は本腰いれて勉強をする良いきっかけにはなります。
日常は忙しいですから、検査をこなすことだけで
なんだか伸び悩んでいると思う方は資格にチャレンジするとモチベーションを上げられます。
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認定技師を取るデメリット
とにかくお金がかかる
認定資格を主催する学会の会員になる必要があります。
そのため入会費、年会費などがかかります。
超音波検査士では日本超音波検査学会に正会員として3年以上在籍してから受験資格を得られます。
その間にかかる費用は23000円(入会費2000円、年会費7000円×3年)
入会費 | 2000円 |
年会費 | 7000円 |
受験料 | 22000円(日本超音波医学会の会員は20000円) |
合格後の発行料 | 5000円 |
更新 | あり(学会に参加し単位を取得) |
超音波検査士を取ると、更新のために日本超音波医学会の学術集会に参加し
単位を取得する必要があります。
なのでほとんどの人が日本超音波医学会に入会しています。こちらは入会費2000円、年会費13000円
入会費 | 2000円 |
年会費 | 13000円 |
つまりこれらの学会の年会費で20000円も取られ、
資格を持ち続ける以上エンドレスにかかります。
仕事も勉強もで疲れる
仕事に勉強に。
土日も勉強。
勉強なしで受かる人はほぼいないでしょう。
忙しく、疲労は避けて通れません。
認定技師資格を取得する必要がない場合
すでに中〜大規模病院に勤めていて転職するつもりがない
7年ぐらい働いていれば、あなたの仕事の能力はその環境である程度判断されており、
わざわざお金をかけて資格を取る必要がないと考えます。
ぶっちゃけ、資格があるから仕事ができる人という判断にはなりません。
資格とは、知識を習得し技術を習得した証みたいなもの。
その証は、日常業務で多くの症例をこなし医学の勉強に励めば身につけられるものです。
なので転職するつもりが全くなければ
わざわざ資格を取得するという形をとる必要はないです。
注:勉強しなくていいわけではないですよ。
長く働いていればだんだんと能力も認められていきます。
注:資格取らない=意欲がないと判断されることに注意。
また中〜大規模病院で数年に渡ってこの検査をしていたと言えば
資格がなくても転職時にそこそこの経験があるなと判断してもらえます。
クリニックでの経験だと多岐にわたる病気に出会うことが難しいので、
経験値の評価は低くなりますが、
名の知れた病院で働いていれば病院名のブランド力だけでも転職時に有利になります。
なので金銭的なことも考えて資格の取得をして欲しいです。
上司に資格を取れと言われる対処法
病院勤務でも会社と同じように人事評価をしているものです。
その指標として資格の取得は扱いやすいので目標設定する人も多いかと思います。
若いうちから何も資格は取らないと宣言してしまうのもどうかと思いますので、
そういった場合に丁度いい資格なのが
日本臨床検査同学院が主催する2級臨床検査士の資格です。
受験料 | 27500円 |
合格後の発行料 | 3300円 |
更新料 | なし |
簡単な試験ではないので、しっかりと勉強しないと合格出来ません。
勉強をする良いきっかけとなり、上司にも認められ、維持費もかかりません。
微生物、病理学、臨床化学、血液学、免疫血清学、循環生理学、神経生理学、呼吸生理学があります。
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さいごに
臨床検査技師で資格を取る必要性があるのは、
- 将来的に強く転職を視野に入れている人
- 現職場で手当が付く人
- 伸び悩み勉強に取り組めない人
- 担当している検査が大好きでもっともっと向上したい人
私は検査に情熱を持つことはとりわけありませんでしたが
入社4年目に内視鏡認定技師をとりました。
しかし異動で内視鏡の仕事からも離れたのをきっかけに、
更新のための単位取得が面倒なのと年会費を滞納したため、
内視鏡検査士は更新せずに捨てました。
7年目に日本臨床検査同学院が主催する
2級臨床検査士 循環器生理2級資格を取得しました。
これは異動先で早く上司や周りの先輩から認められたくて受験しました。
案の定、資格をとったらすぐに認めてもらえました。
その後も特に資格は取っていません。
生理部門で仕事してきたのでやや生理検査向けの話になってしまいましたが、
私の経験が誰かの参考になれば幸いです。
それでは。
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